2020/08/27 20:47

天然素材好きにお勧めしたい

ここ数年「ナチュラルな素材でシンプルでオーガニックなものが欲しい」とおっしゃる方多いです。

(実店舗があり、ギフトになるものなどを販売しておりますが、このような声を数年前から何度か拾っておりました。)

コットン、リネン、シルクのこもの。やっぱりいいですねえ。


そこで夏といえばのおすすめ素材は麻

皆様が「リネン=麻」と言っているリネンというのは実は植物学的分類では亜麻(亜麻仁油のあま)で、

その繊維を織った織物のことを言います。日本では麻というと、このリネン(亜麻)とラミー(苧麻)のことをいいます。


他によく聞く麻としてはジュート(麻ヒモなどによく使われる)。夏らしい素材ですよね。

そして、ヘンプや他にもまだまだバリエーションがあります。

苧麻(ラミー)などは八重山上布にも使われていてとっても美しくて貴重な織物です。

繊維にするまでの工程がとても大変そうなことを聞いたことがあります。

それだけに八重山上布の着物などは私の憧れの麻の一枚です。余談ですが。

調べてみるとそれぞれの素材の個性もあったりして面白いです。


なぜ麻は人気があるのか


ヨーロッパなんかには「ビンテージリネン」などというものもあり、その道のコレクターさんには人気がありますが、

確かに数世代にわたり使われるくらい長持ちするのもいいですね。


リネンの洋服は、結構丈夫でして、ツヤがあり、涼しくて、軽くて、肌触りがさらっとしていて、吸水性が良いです。すぐ乾きます!

それから実はシワシワになるのを前提できこなすかたもいらっしゃるため、手洗いで洗ってパンパン!と多少のシワを手で伸ばして干しておけば、洗いざらしのしわのかっこよさがあっていい!という方も多いです。

(ものによっては洗濯機で洗いすぎると表面が柔らかくはなるけどツヤがなくなったりしますので注意しながら洗いましょう。)


そして、自分の納得のいく麻の服に出会うと、重宝して忙しい時にもおしゃれできてなんとも楽。手放せません。

洋服で着倒して、最終的に家の掃除用に使っている人もいて使い倒せる模様。

しかもかさがないので畳んでペッチャンコになり季節の終わりの収納では場所をとらないです。


麻のおもしろさ

楽しくまた頼もしい麻の製品は歴史を紐解いても実は奥深い素材です。

日本では伊勢神宮で神事にも用いられてきた「いにしえから珍重される生地」です。詳しくはお調べください。


さて、今まで興味のなかった方や、シワが嫌だと避けてきた方!少しは興味出てきたでしょうか??

当店での取り扱い中の麻のおしゃれ小物やお洋服はリーズナブルなお勧め品をセレクトしていたり、

オリジナル一点もので専属の職人さんに製造してもらったりしています。

まずは小物や身近な洋服から「麻集め」を始めるのはいかがでしょう?


麻の小物で自分だけの心地よさをゲットしてみてくださいませ。長持ちするのでコスパも良さそうです。

商品詳細や書かれているストーリーなどもぜひご覧くださいね。